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推し YOKOSUKA海道ウォーク
民間外交の始まりの地を歩く 【YOKOSUKA海道ウォーク】コースの見どころ紹介


今回のコースを紹介 郷土史家・山本詔一さん

 今回の海道ウォークのコースは、江戸時代後期に異国船来航の第一報を浦賀奉行所へ知らせたルートを歩きます。

 剣崎をかわして江戸湾に異国船の姿が見えると、浦賀までの沿岸の村々から異国船来航の知らせが陸から海から届けられます。報告を受けた浦賀奉行所からは江戸へ連絡するとともに、番船と呼ばれた警備艇が出て、来航目的などを尋ねて、ここは異国船の立ち入る場所でないことを告げています。

 一方、沿岸の村人たちは異国船が持ってくる文明の品々に興味津々で、異国船の中を見て回り交流をもちました。このルートは民間外交の始まりの地ともいえます。

01 北下浦海岸遊歩道



 北下浦から野比にかけて約2.5キロにわたる海岸線の細長い遊歩道。ペリー来航の7年前の1846(弘化3)年、米国の東インド艦隊司令官ビッドル提督が率いる「コロンバス号」、「ビンセンス号」の2隻が沖合に停泊したことから、久里浜寄りには「ビッドル広場」がある。またペリー来航時に地元民がここで黒船を発見し、いち早く奉行所に走って知らせたとされる。冬になると約200万株の水仙が咲き、訪れた人を楽しませている。

☆横須賀市野比2の5。京急線YRP野比駅または京急長沢駅徒歩7分。横須賀市観光案内所電話046(822)8301(午前9時半~午後5時)。

02 若山牧水歌碑



 明治から昭和初期にかけて活躍した詩人若山牧水は、1915(大正4)年3月から翌年12月まで長沢で暮らした。長沢海岸から始まる海沿いの遊歩道には、若山牧水の歌碑が二つ並んでいる。久里浜寄りにある碑には表面に牧水、裏面に妻である喜志子さんの歌が刻まれており、「夫婦歌碑」と呼ばれている。

☆横須賀市長沢2の1。京急線京急長沢駅徒歩9分。長岡半太郎記念館・若山牧水資料館電話046(848)5563。

03 ペリー公園



 久里浜港を望むペリー公園には、伊藤博文の筆による上陸記念碑や、ジオラマ模型で当時の様子を伝える記念館がある。1853(嘉永6)年、米海軍提督ペリーの来航で日本の近代化は始まった。黒船「サスケハナ号」は蒸気船で当時の日本では考えられない速さだった。同船に乗り込み、最初の日米交渉にあたったのが浦賀奉行所与力・中島三郎助だった。

☆横須賀市久里浜7の14。京急線京急久里浜駅からバスでペリー記念碑下車。記念館は午前9時~午後4時半。月曜休み。ペリー記念館電話046(834)7531。

04 燈明堂跡



 浦賀港入り口にある燈明(とうみょう)堂は、対岸の房総半島に届くほどの光を放ち、江戸時代の浦賀水道の夜間の安全航行を守り続けた。石垣を土台にした2階建てで、上部に菜種油を使って光をともした。1872(明治5)年に廃止され、1989(平成元)年に当時の姿そのままに復元された。

☆横須賀市西浦賀町6。京急線浦賀駅からバスで燈明堂入口下車10分。横須賀市生涯学習課電話046(822)8484。

05 浦賀コミュニティセンター分館


開国当時の浦賀奉行所の模型
開国当時の浦賀奉行所の模型

 旧浦賀ドックの迎賓館「表倶楽部(くらぶ)」の跡地に、浦賀地域の歴史と文化を学ぶ場として、1982(昭和57)年に開設。当時の浦賀奉行所や黒船「サスケハナ号」の模型などが展示され、幕末から明治初期にかけての貴重な資料を見ることができる。87(同62)年には幕末当時、浦賀奉行所与力として活躍した中島三郎助の資料室が増設された。また学習室を備え一般市民に開放しており、セミナーや展示会など地域の文化活動の拠点にもなっている。


施設外観
施設外観

☆横須賀市浦賀7の2の1。京急線浦賀駅徒歩10分。午前8時半~午後9時(展示室は午後5時まで)。入館無料。年始年末(12月29日~1月3日)は休み。電話046(842)4121。

2022年10月8日公開 | 2022年10月1日神奈川新聞掲載

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10月22日(土)開催(荒天中止)

開催概要
 地元の企業、団体などが参加する「Yokosuka海道ウォーク実行委員会」は、「第8回Yokosuka海道ウォーク」を10月22日(荒天の場合は中止)、京急線三浦海岸駅そばの三浦海岸から横須賀市の浦賀コミュニティ広場まで、最長約12キロのコースで3年ぶりに開催します。

 東京湾と相模湾を望む丘陵地帯、長沢海岸など海の景観、ペリー公園、燈明堂跡、浦賀湊(みなと)の雰囲気が残る港など、自然と歴史を満喫できるコースです。

スタンダードコース 三浦海岸~野比海浜公園~ペリー公園~燈明堂跡~浦賀コミュニティ広場(約12キロ、約3.5時間)

ファミリーコース ペリー公園~燈明堂跡~浦賀コミュニティ広場(約5キロ、1.5時間)
定員は両コース合わせて先着3千人。
※各コースとも順次スタート予定。ゴールは午後3時まで。

問い合わせ
Yokosuka海道ウォーク応募事務局 電話045(633)1960=平日午前10時~午後6時。

応募方法
 参加希望者はYokosuka海道ウォーク公式ホームページ(https://www.yokosuka-walk.com/)、往復はがき、メール(kaido@yokosuka-walk.com)のいずれかで申し込む。往復はがきには代表者の名前(ふりがな)、住所(郵便番号も)、電話番号、参加コース、同伴者(最大3人まで)の名前(ふりがな)を明記し、〒223-0053横浜市港北区綱島西2の7の6 3階フリースタイル内「Yokosuka海道ウォーク」係へ。10月1日以降、実行委員会から代表者へ通知する返信はがきか電子メール(各自で印刷)に当日の体温を記入したものを必ず持参する。締め切りは10月11日(往復はがきは必着)。

※新型コロナウイルスの感染状況などによっては中止にする場合があります。
※完全事前申し込み制ですので、当日飛び入りの参加はできません。
※応募者の個人情報は実行委員会で適正に管理し、本イベントの運営目的以外には用いません。

【主催】
 Yokosuka海道ウォーク実行委員会(横須賀市、横須賀商工会議所、横須賀市観光協会、かながわ信用金庫、湘南信用金庫、京浜急行電鉄、県横須賀三浦地域県政総合センター、三笠保存会、トライアングル、さいか屋、カレーの街よこすか事業者部会、ヤチヨ、古敷谷畜産、シティサポートよこすか、西武造園、横須賀歩け歩け協会、ヨコスカウォーキング協会、三浦半島観光再興プロジェクト「青木塾」、神奈川新聞社)
(※順不同)


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