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『線は、僕を描く』 「ちはやふる」の製作陣が挑む〝水墨画〟の世界


 21日から横浜ブルク13などで上映中。

 墨の濃淡によって、多彩な世界を描く水墨画。線の勢いや太さによる違いが、描き手の心を繊細に表現する奥深さがある。

 ある出来事から心に深い傷を負う大学生の霜介が、水墨画を通して自分と向き合う力を得ていく姿を、横浜流星=写真=が丁寧に演じている。

 展示会場の設営を手伝ったことがきっかけで、水墨画の巨匠・篠田湖山(三浦友和)に才能を認められ、「弟子にならないか」と声をかけられた霜介。戸惑いながらも水墨画を学び始めると、ランの花を練習した画仙紙で部屋が埋まるほど、夢中になっていく。

 水墨画に情熱を傾けるのは、霜介ばかりではない。湖山の孫の千瑛(ちあき)(清原果耶)は、自分だけのバラを描きたいと悪戦苦闘していた。美しき新進画家として注目を集める千瑛に、霜介の大学の友人たちが水墨画サークルを立ち上げて指導を頼み、若者たちも水墨画に親しんでいく。

 三浦をはじめ、湖山の一番弟子・西濱に江口洋介、舌鋒(ぜっぽう)鋭い水墨画評論家の藤堂翠山に富田靖子、とベテラン勢がそろい、説得力のある世界観をつくりあげている。

 横浜は水墨画家・小林東雲のもとで1年以上も水墨画の練習に励んだといい、画面からもその成果が伝わってくる。原作は2020年の「本屋大賞」3位に選ばれた砥上裕將(とがみひろまさ)の同名小説。

監督/小泉徳宏
製作/日本、1時間46分

2022年10月24日公開 | 2022年10月21日神奈川新聞掲載

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