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　伊勢原市内で捕獲され、食肉施設「阿夫利山荘」で加工した鹿肉を使用したレトルトカレー「阿夫利山荘鹿肉カレー」。

　パッケージは日本遺産である大山と、力強い鹿の角のモチーフを「鹿肉」の漢字に組み合わせている。

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　手がけたのは、東海大学でデザインを学んだ鈴木梨沙さん。２０２０年に、同大教育学部の池村明生教授のゼミに所属する学生１６人が参加したコンペで選ばれた。

　商品開発した地元企業・セゾオン取締役の小松哲彰さんは「細かなブラッシュアップはお願いしたが、当初のデザインをそのまま生かしました」と話す。

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　大きくカットしたカレーの鹿肉は柔らかく、牛肉に似た食感で食べ応え抜群。フルーツの甘みとスパイスの効いた本格的な味わいだ。鹿の獣害対策と、捕獲された命を循環させようと、伊勢原産の鹿肉１００％にこだわっている。

　産官学民の協力で生まれた一品に、小松さんは「今後も伊勢原を盛り上げるロングセラー商品になってほしい」と期待する。

　取扱店：「駅ナカクルリンハウス（伊勢原駅観光案内所）」＝伊勢原市伊勢原１の１の５小田急マルシェ２Ｆ。小田急小田原線伊勢原駅直結。午前９時～午後５時。無休。電話０４６３（９５）５３３３。

2022年11月28日公開　｜　2022年11月26日神奈川新聞掲載

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