気になる
工芸
三者三様の素材、共鳴する工芸 横須賀で作品展
- カスヤの森現代美術館(横須賀市)

千葉県の南房総を拠点に活動する3人の工芸作家を取り上げた「KASUYA CRAFTS 陶・竹・硝子(ガラス) 作品展」が、カスヤの森現代美術館(横須賀市)で開かれている。
陶芸家の浅井純介は、瓶形の花器を中心に静物画家モランディの絵画を思わせる配置で展示。日常使いできるマグカップや皿なども並ぶ。
松本破風は現代竹工芸の第一人者。竹の特性や素材本来の美しさを最大限に引き出し、極太のマダケやモウソウチクを柔らかくのした作品は海外での評価も高い。のし竹花器は無駄のないシャープな形が主役の花を引き立たせ、細い竹を繊細に編み上げた茶かごや香炉かごが存在感を放つ。
本阿彌匠は、江戸時代初期の書家・陶芸家の本阿弥光悦直系の祖父を持つ。吹きガラスを主に、技巧を凝らした茶器や水指といった茶道具、グラスや花瓶なども併せて展示する。
三者三様の作品が共鳴する空間は、工芸の新たな魅力を引き出している。
2月26日まで。月、火、水曜休館。一般800円ほか。問い合わせは同館、電話046(852)3030。
2023年1月11日公開 | 2023年1月9日神奈川新聞掲載
オススメ記事⇩
この記事に関連するタグ
シェア、または新聞を購入する
- LINE
- URLコピー
- 掲載日付の
新聞を買う
推しまとめ
かながわの地域ニュースなら
「カナロコ」

「神奈川」の事件・事故、話題、高校野球をはじめとするスポーツなど幅広いローカルニュースを読むなら、地元新聞が運営するニュースサイト「カナロコ」がおすすめ。電子新聞が読めたり、便利なメルマガが届く有料会員もあります!