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新江ノ島水族館大特集①

  • 新江ノ島水族館(藤沢市)

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 もうすぐ夏休み。今年も暑い夏がやってきます。冷房の効いた部屋もいいですが、海や川などの生き物がすいすいと泳ぐ水族館で涼を感じませんか? 今回は新江ノ島水族館の特集を2回に分けて紹介します。



相模湾大水槽

 「海洋生物の宝庫」として知られる相模湾。日本三大深湾の一つで、海岸や海底の地形が複雑な上、寒流の親潮と暖流の黒潮がぶつかり、多様な生態系を築き上げている。

 同湾の岩場などを再現し、アジ、サバ、マダイ、スズキといったおなじみの魚から、迫力あるトチザメ、レアなイセゴイ、人気者のホシエイまで、実際に生息する100種、2万匹を展示するのが「相模湾大水槽」だ。魚類がゆうゆうと泳ぐ千トンの水も、取水管を海底に埋め、同館から200メートル沖合の浸透海水を取り入れるという国内唯一の手法で同湾から引いている。


形を変えながら泳ぐマイワシの群れ
形を変えながら泳ぐマイワシの群れ

 同水槽内で特に圧巻の泳ぎを見せるのが、同湾を代表する魚で「海の米」とも呼ばれるイワシ。キラキラと輝く約8千匹のマイワシがハート形になったり、分かれたりと、ひとときも同じ形にとどまらずに群泳する様子は涼しげで、目が離せなくなるほど美しい。「『じっと見ていると癒やされる』との声も寄せられる」と同館館長の崎山直夫さん(55)。14日からは「スターライト イワシショー『七つ星と宇宙』」が開かれる。同水槽を宇宙空間に見立て、別名「ナナツボシ」のマイワシが餌に食い付く姿を観賞するフーディングショーで「迫力ある姿が楽しめる」という。


世界初の常設展示に成功したシラスは、成長に応じて三つの水槽で展示
世界初の常設展示に成功したシラスは、成長に応じて三つの水槽で展示

 別の水槽では、館内で繁殖するカタクチイワシの幼魚・シラスを常設展示。小さな体で泳ぐ姿がかわいらしい。

 崎山さんは「世界的に珍しい相模湾の魅力を知り、自慢してほしい」と話す。

▷ショーは1回約5分間で、1日3回ほど実施。

トロピカル水槽

 真っ白な砂地に波打つ水面、太陽の光の下で泳ぐ色とりどりの魚。「トロピカル水槽」は南国の海をイメージし、同館の女性飼育員たちが考案した。その一人、佐野真奈美さん(35)は「『群れ時々大魚』と、多様性の素晴らしさ、楽しさを感じてもらえると思います」と胸を張る。






 水槽では60種以上を展示。サンゴの岩場近くで休憩する魚、小魚に体のクリーニングをしてもらうヒメテングハギ、縄張り意識が強く、すみ分けをするスズメダイなど、それぞれの特徴や魚同士の関わり合いが見て取れる。「この子たちにとって、根(=岩場)は『命の揺りかご』。じっくり眺めていると新たな発見があるはずですよ」と佐野さん。

夜の水族館(閉館後イベント)

 同館は大人向けに、閉館後イベントも用意している。家族連れでにぎわう昼間とはひと味もふた味も違う「夜の水族館」を体験できるのは、大人の特権かもしれませんね。

デュオ水族キャン -えのすいサイトでチェアリング-



 キャンプ用品を持ち込み、お気に入りの水槽の前で2人でくつろぐ「デュオ水族キャン」を初めて開催する。「ソロ水族キャンプ」が好評で「ペアで参加したい」との要望が多く寄せられていた。静かな夜の海を思わせる水槽を眺めていると、まるで海底にいるような気分になれそう。

 23日午後7~10時。18歳以上が対象。2人1組1万円で定員は予約先着30組。

ふたりのDarkAquarium -ダークアクアリウム-



 消灯後の館内でランタンの明かりを頼りに、悠然と泳ぐ夜行性の魚など海の生き物の夜の姿を観察する。プロカメラマンが撮影した参加者2人の写真をプレゼントするほか、潮風を感じるオーシャンデッキを光と音楽で特別演出する。

 8月20日午後6時半~8時45分(6時まで受け付け)。18歳以上が対象。2人1組7千円(当日8千円)で定員は予約先着130組。



 正面に相模湾、右に富士山、左に江の島を望む湘南エリアを代表する立地に建つ。1954年開業の旧江の島水族館を引き継ぎ、2004年に開業。「相模湾と太平洋」と「生物」をテーマに遊びながら学ぶことができる「エデュテインメント型」で、「えのすい」の名で親しまれている。

新江ノ島水族館:藤沢市片瀬海岸2の19の1。小田急線片瀬江ノ島駅徒歩3分。午前9時~午後5時(最終入場は同4時)。入館料は一般2500円ほか。曜日や月によって開館・閉館時間が異なるため、[HP]で要確認。電話0466(29)9960。

2023年7月8日公開 | 2023年7月8日神奈川新聞掲載

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